1995年11月22日に全米公開された「トイ・ストーリー」は9年余りの歳月をかけ、クリエイティブと技術の両面で様々な創意工夫を重ねた結果、完成後には予想を上回る大きな反響がありました。「トイ・ストーリー」は評論家の絶賛を浴び、全世界で3億6,200万ドル(約362億円)という1995年度で最高の興業収入を上げた映画となりました。「トイ・ストーリー」の監督であり、ピクサーのクリエイティブ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントでもあるジョン・ラセターは、「ピクサーの製作チームに対する見事なリーダーシップが、初の3D長編コンピュータ・アニメーション映画を生み出した」として、アカデミー賞®特別業績賞を受賞しています。それ以来、ピクサーは、「バグズ・ライフ」、「トイ・ストーリー2」、「モンスターズ・インク」、「ファインディング・ニモ」、「Mr. インクレディブル」を発表し、これら6作品の全世界の興行収入は、合計で30億ドルを超えています。ピクサーの6作品はすべて、これまでに公開されたトップ・アニメーション映画の中に含まれています。「トイ・ストーリー2」は、1999年の全米公開当時、世界各地で公開週末の記録を更新し、ゴールデン・グローブ賞作品賞‐ミュージカル/コメディー部門を受賞しました。 2001年に発表したアカデミー賞®受賞作品である「モンスターズ・インク」は、当時、劇場公開後わずか9日間で1億ドル(約100億円)の興行収入を記録し、アニメーション映画としては史上最速記録を達成しました。また公開週末の興行収入は6,260万ドル(約62億円)を記録し、公開3日間の記録としてはアニメーション映画史上最高額となりました。これはウォルト・ディズニー・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオの両社にとって創業以来の最高記録となり、公開週末の記録では業界史上第6位となりました。しかし、2003年5月30日に、ピクサーが「ファインディング・ニモ」を全米公開すると、「モンスターズ・インク」の記録は18ヶ月を待たずに、すべて塗り替えられました。「ファインディング・ニモ」は、全世界で8億6500万ドル(約865億円)を稼ぎ出し、アカデミー賞®長編アニメーション映画部門を受賞しました。 ピクサーを支える技術
ピクサーの社長であるエド・キャットムル、シニア・サイエンティストのローレン・カーペンター、ソフトウェア・エンジニアリング担当バイス・プレジデントのロブ・クックは、レンダーマンの素晴らしい業績が認められ、2001年にアカデミー賞®を受賞しています。 また、2002年には、ピクサーは、新しいメディアと技術における素晴らしい業績が認められ、全米プロデューサー組合より、初のヴァンガード賞を授与されました。 キャラクターの動きと各フレーム・セットを正確に制御することを可能にするピクサーの独自技術は、アニメーションにおける技術革新を代表するものであり、その実力は、ピクサー作品のクオリティが物語っています。ピクサーは、こうしたソフトウェアに対して多額の投資を続けており、さらなる進歩こそがコンピュータ・アニメーション映画の製作やその他の製品作りにおいて、生産性と高い品質を両立させるものと確信しています。さらに、ピクサーの技術力は、アニメーションをより容易に操作・編集・再利用することを可能にし、人件費の節減や映画製作費用の削減にも寄与しています。 クリエイティブ・チーム ビジネス・モデル ディズニーとのパートナーシップ 1991年5月、ピクサーは、ディズニーを販売・配給元とする最大で3本の長編コンピュータ・アニメーション映画の開発・製作について、ディズニーと長編映画契約を結びました。同契約のもとで、開発・製作・配給された作品が「トイ・ストーリー」です。そして、1997年2月、ピクサーは、ディズニーを配給元とする長編コンピュータ・アニメーション映画オリジナル作品5本を独占的に製作する共同製作契約(長編映画契約に代わる契約)を新たに結びました。ピクサーとディズニーは、あらゆるマーケティングと配給費用、ピクサーがディズニーに対して支払う配給手数料、著名人の声優参加などによって発生した費用等の回収をした後に、映画の製作費を共同出資し、映画を共同保有し、映画についてブランド提携し、各映画・関連キャラクター商品・その他の付属製品の利益を均等に分配することで合意しました。共同製作契約後に製作された最初の4作品が、1998年11月に全米公開された「バグズ・ライフ」、2001年11月に全米公開された「モンスターズ・インク」、2003年5月に全米公開された「ファインディング・ニモ」、そして2004年11月に全米公開された「Mr.インクレディブル」です。「トイ・ストーリー」の続編である「トイ・ストーリー2」は、全米で1999年11月に公開され、同作品に対しても共同製作契約が適用されましたが、契約対象5作品の中には数えられていません。この契約に基づき、ピクサーは現在)、「Cars(原題)」(2006年6月全米公開予定)を製作しています 。 受賞歴 「トイ・ストーリー2」は、ハリウッド外国記者協会よりゴールデン・グローブ賞のミュージカル・コメディー部門最優秀映画賞を授与され、放送映画批評家協会からは最優秀長編アニメーション映画賞が贈られました。また、ランディ・ニューマンは「トイ・ストーリー2」の作曲により、ゴールデン・グローブ賞およびアカデミー賞®にノミネートされました。 「バグズ・ライフ」は、1999年の一番人気のファミリー映画として、ブロックバスター賞を獲得しています。同年、「バグズ・ライフ」の作曲者であるランディ・ニューマンは、映画・テレビ・ビジュアルメディアのためのインストルメンタル作曲部門でグラミー賞を受賞し、オリジナル・ミュージカル/コメディー・作曲賞にノミネートされました。 ピクサーのクリエイティブ担当エグゼクティブ・バイス・プレジデントであり、「トイ・ストーリー」の監督であるジョン・ラセターは、「ピクサーの製作チームに対する見事なリーダーシップが、初の3D長編コンピュータ・アニメーション映画を生み出した」として、アカデミー賞®特別業績賞を受賞しました。また、「トイ・ストーリー」は、アニメーション映画として初めて、アカデミー賞®オリジナル脚本部門にノミネートされた作品であり、ゴールデン・グローブ賞の最優秀映画賞にもノミネートされました。 「トイ・ストーリー」は、1996年に“アニメ業界のアカデミー賞”と称されるアニー賞(国際アニメ映画協会主催)で8部門にノミネートされ、その全てを総なめする独占受賞となりました。最優秀アニメーション映画賞をはじめ、監督賞(ジョン・ラセター)、制作賞(ラルフ・グッゲンハイム、ボニー・アーノルド)、脚本賞(アンドリュー・スタントン、ジョス・ウィードン、ジョエル・コーエン、アレック・ソロロウ)、プロダクション・デザイン賞(ラルフ・エッグルストン)、アニメーション賞(ピート・ドクター)、音楽賞(ランディ・ニューマン)で最優秀賞を授与されました。また、3DCGアニメーションの並外れた進歩について、ピクサーは特別技術賞も受賞しました。 過去15年以上にわたり、クリエイティブ・チームとテクニカル・チームは緊密に協力し合い、全編に3Dコンピュータ・アニメーションを活用した短編映画やテレビコマーシャルを製作すると同時に、クリエイティブな技能と独自の特許技術を継続的に開発してきました。会社が設立された1986年にピクサーは初めての短編映画「ルクソーJr.」でアカデミー賞®短編アニメーション映画部門にノミネートされ、1988年には同じく短編作品、「ティン・トイ」がアカデミー賞®短編アニメーション映画部門を受賞しました。1997年にアカデミー賞®短編アニメーション映画部門を受賞した「ゲーリーじいさんのチェス」は、人間の肌と衣服をさらにリアルに表現するピクサーのCGテクノロジーが導入された最初の作品となりました。2002年には「フォー・ザ・バーズ」がアカデミー賞®短編アニメーション映画部門を受賞し、2003年、「マイクとサリーの新車でGO!」が、アカデミー賞®短編アニメーション映画部門にノミネートされました。そして、最新短編作品である「バウンディン」は、アカデミー賞®短編アニメーション映画部門にノミネートされました。 ピクサーのスタッフは、現在までに15のアカデミー賞®を受賞していますが、コンピュータ・アニメーションを使用したテレビコマーシャルにおいても、1993年のライフ・セーバーズ(作品タイトル:“Conga”)と1994年のリステリン(作品タイトル:“Arrows”)が、広告業界で最も権威ある賞のひとつであるクリオ賞のコンピュータ・アニメーション部門で金賞を受賞しています。 経営陣 |
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